「世界の人びとのためのJICA基金事業」に参加中です!

2020年1月にJICA「世界の人びとのための活動基金」に応募、サマリタン国際学校の教育支援事業をスタートし、現在進めています。

 

貧困の連鎖にあえぐこの地区で、それ以前は、教科書はもちろん、教員向けの指導書にも手が届かず、年度始めの子ども向けの学習指導計画を教員が作る時も、公立学校の教員が作成を終えた後、その教科書と指導書を借りて作らなければなりませんでした。

教員は借りた教科書から板書を起こし、子どもたちは次の授業が始まる前に、板書を書き写して、それを教科書代わりに学んではいましたが、国内の公教育で重視されている教科書を読むことができず、学力向上にどうしても壁がありました。

 

今回、教員も子どもたちは初めて教科書を手にして、みんな大喜びです!

教員からは「以前よりもレッスンプランや授業準備が容易になりました。」「子供たちも視覚的情報により理解が深められるようになりました。」との嬉しい声が続々届いています。

 

現地の希望を受けて、従来開発途上国への協力支援のご経験があり、ルワンダ教育省の教育研修にも関わられた教育アドバイザーを迎え、長期の視野も含めて現地にとってより良い伴走型支援について協議しています。

 

ニャガタレの現地では、長期のロックダウンに加え、隣接する新空港建設による集落ぐるみの移転にも迫られ、苛酷な非常事態が続いています。

Rwanda Children’s Hopeの子どもたちのより良い未来のための活動を支えて下さり、様々な形でサポートして下さっている皆様お一人お一人の温かいご理解とご支援に心から感謝します。

 

新型コロナウィルスの感染状況の度重なる悪化により、様々な調整や変更を余儀なくされているプロジェクトですが、2021年11月末の終了期限まで、精一杯最善を尽くし、臨機応変に対応しながら伴走的支援を続けていきます。

深い感謝とともに、どうぞひき続き、ご支援、ご参加をお願いします。